至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「そんなことがあったらあたし、死んでも死にきれなかったよ……」


心から思う言葉を口にして、若菜の肩をそっと抱く。


そんなあたしの肩をまた、お姉ちゃんが優しく包んでくれて。


「きっと、お父さんとお母さんが守ってくれたんだと思うの……」


そんな言葉に、うっ…と、胸の奥から熱い想いがこみあげてきた。


「和希は幸せにならなきゃいけないの。幸せになる権利があの子にはあるの」


……うん。


和希には、誰よりも幸せになってもらいたいと思う。


お姉ちゃんが、自分の幸せを差し置いて、あたしにそんな想いを抱いてくれた気持ちが今よくわかった。



……お父さん、お母さん、ありがとう。


和希を連れて行かないでくれて……。


写真の中の顔しか知らない2人を想い、祈りを捧げた。