至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

仮にも、本気の抗争のあと。


メンバーは怪我をしている人が多く。


それでも和希の比でないことから、みんな手当もせず放置している。


大翔に絆創膏を貼ってあげた、烈さんだって……。



ふいに、若菜があたしの手を握った。


「あたし……惹かれてた……」


「……?」


「優月ちゃんの言うように、テルさんは、憧れだったのかもしれない」


若菜は、床を見つめたままゆっくり言葉を落とす。


「和希くんと一緒に居ると、なんか安心して……。和希くんに、可愛く思われたいって頑張ってる自分がいたの」


若菜の瞳から、大粒の涙が零れた。


それは若菜の手を握りしめているあたしの手に落ちた。