それからどれくらい時間が経ったんだろう……。
時計を確認したわけじゃないけど、もう深夜になっているはず。
それでも、誰一人帰ろうとはせず。
立ったり座ったり。
手術時間が長ければ長いほど、みんなの焦りは募り、口数も減ってくる。
和希の彼女だという認識からなのか、若菜にも連絡がいったようで。
少し遅れてやって来た若菜は今、あたしの隣で小さく震えている。
ここへ来てからほとんど喋らず放心状態の若菜に、和希への想いを確信した。
……ごめん、若菜……。
あたしは若菜の恋を邪魔してばっかりだね……。
時計を確認したわけじゃないけど、もう深夜になっているはず。
それでも、誰一人帰ろうとはせず。
立ったり座ったり。
手術時間が長ければ長いほど、みんなの焦りは募り、口数も減ってくる。
和希の彼女だという認識からなのか、若菜にも連絡がいったようで。
少し遅れてやって来た若菜は今、あたしの隣で小さく震えている。
ここへ来てからほとんど喋らず放心状態の若菜に、和希への想いを確信した。
……ごめん、若菜……。
あたしは若菜の恋を邪魔してばっかりだね……。



