「そういう話はあとにしろ」
テルさんが、間に割って入ってきた。
「……っ!?」
血まみれのテルさんに、お姉ちゃんは言葉を失い。
それが和希の血だと悟ったようで、形相が変わる。
「和希の容態は!?なにかあったらただじゃおかないわっ……。絶対に柳迅会を許さない。もちろん、あなたも」
それは、一度は愛した人へ向けるには、残酷すぎる言葉。
言う方も、言われる方も、つらいに決まってる……。
「……」
テルさんは、今にも掴みかかりそうなお姉ちゃんの言葉を無言で受け止め、あたしに向き直り冷静に言葉を落とした。
「和希に輸血が必要だ。優月、血液型は」
「O型です……」
そう答えると、テルさんは何も言わず、また別の所へ行こうとする。
テルさんが、間に割って入ってきた。
「……っ!?」
血まみれのテルさんに、お姉ちゃんは言葉を失い。
それが和希の血だと悟ったようで、形相が変わる。
「和希の容態は!?なにかあったらただじゃおかないわっ……。絶対に柳迅会を許さない。もちろん、あなたも」
それは、一度は愛した人へ向けるには、残酷すぎる言葉。
言う方も、言われる方も、つらいに決まってる……。
「……」
テルさんは、今にも掴みかかりそうなお姉ちゃんの言葉を無言で受け止め、あたしに向き直り冷静に言葉を落とした。
「和希に輸血が必要だ。優月、血液型は」
「O型です……」
そう答えると、テルさんは何も言わず、また別の所へ行こうとする。



