至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

抑え込まれた壱冴の手にはナイフがない……。



ということは……。




「和希っ……!?」


何がなんだか分からないけど、あたしも和希に近づいて、


「……っ……」


液体のようなものを踏んだ感覚に、床を見ると。


「ひゃっ……」


そこには大量の血が流れ出していた。






「なんでオマエがココにいんだよっ!!!」



凌牙が怒号を浴びせながら揺さぶる和希は、いつものように憎まれ口を叩くでもなくて。


力なく横たわっているだけで。




……ここで、何が起きたのか頭が理解した。





和希が……


刺された……?