至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

そして改めて思う。


こんなにも強い人たちに、あたしは守られていたんだと……。



愛おしいと思う。


出来るなら、再び掴めたその手を、もう離したくないと思う。



だけど。



「ごめんなさい……」


……これで、きちんと終わらせられる。



予想していた形とは違うけど、もう一度凌牙と向き合えるチャンスをもらったんだから。




―――と。


涙でぼやける視界の奥に、何かの動きを感じた。



咄嗟に何度か瞬きを繰り返すと、視界がだんだんクリアになり。



それは、倒れていたはずの壱冴が起き上がる姿だと分かるには、数秒もかからなかった。


「……っ!!」


目と目が合ったのがハッキリわかり、ニヤリと狂ったような笑いを見せる。