至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

テルさんと琉聖さんも、無言でそれに続いた。



SPIRALの人間は、気絶しているようで誰一人動く気配がない。


その中には、壱冴の姿も。


もうSPIRALのトップという片鱗はない。



事実上、凌牙と二人きり。


静けさに包まれた倉庫の中で、あたしたちは見つめ合う。



「無事だったなら、それだけでいい……」


いつかのように罵倒するのではなく、ただ、あたしを優しく包み込んでくれた。


「ごめんなさい……」


「はぁ……」


ホッとしたようにあたしの頭上に吐息を落とす凌牙も、無事で良かったと心から思う。