至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ



……倒れた?




「……んだよ。大したことねえな」


多少息の上がった凌牙が、流れる汗を拭った。




裏切ったと思っていたテルさんが実はそうじゃなくて。


瀕死の状態だと思っていた凌牙が、こんなに戦えるくらいの余力があって。


あたしは本気で何がどうなっているのか分からない。




とにかく。


……終わったんだ……。




今回は目の前で男たちの本気の抗争を目の当たりにして、いまはそんな難しいことを考えている余裕がない。


あたしは、崩れるようにして床に膝をついた。



「大丈夫か」


振り返った凌牙が、あたしの前にしゃがみ、手を差し伸べた。


「守るって、約束しただろ」


「……」