至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

……すごい。


万全でないながらも、圧巻の動きだと思えるその力は、さすが小さいころから教え込まれただけのことがあるのか。



――カランッ……


凌牙の動きによって、壱冴の手からナイフが滑り落ちた。


それを取りに行こうとした壱冴より、琉聖さんがナイフを足で蹴る方が早かった。



「クソッ!!」


凶器を失った壱冴。


対等に戦わなくてはいけなくなった壱冴も立ち向かうけど、お互い素手になれば、力の差は明白になり。


それなりに喧嘩を知っているように見えた壱冴も、それに敵う訳もなく。


「うっ……」


致命的なダメージを受けたのか、その場に倒れ込んだ。


一度は起き上がろうとしたものの、すぐに床に頭をつけて……。