至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

それは、テルさんから聞いたってこと?


あの時点で、凌牙も壱冴が黒幕だって知っていて。



……そうか。


だから、若菜から誘われても出かけるなって言ったのか。


若菜がダメなら、当然壱冴もダメという意味になるから。



その忠告を無視して、あたしは……。



「結局流川も自分が可愛いいんだろうよ。一生アイツの側近で終わるのか、自分が権力を握るのか。選ぶまでもないだろ」


「テルさんはそんな人じゃない!」


「その目で良く見ろよ!裏切りの張本人が目の前に居るだろうが!」


「そんなはずないっ!」


最後の最後まで信じたい。


人を簡単に信じないあたしが、こんな現実を見せつけられてもまだテルさんを信じたいって思う。


それは、凌牙が人を人信じるということを教えてくれたから……。