至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「凌牙だって、柳迅会に引き取られて、幸せな人生を歩んできたかって言ったら、そうじゃないの!」


「俺より不幸な人生があるかよっ!」


「違うよ。外から見るのと中にいるのでは全然違うんだよっ……」


見て来たわけじゃないけど。


凌牙を見てれば、そうだと感じるから。


「柳迅会の中で育つなんて、きっと、壱冴なら耐えられなかったはずっ……」


自由のない暮らしは、どんなに恵まれた環境でも、人としての感情を狂わせる。


七海さんだって、そうだったように。


始めから、感情を捨てていた凌牙だったからここまで来れただけで。


だから。


会長が凌牙を選んだのは、間違ってなかったんだ……。