至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「……テル……さん?」


今のはテルさんが……?


そう思い、あたしが恐る恐るそう問いかけると、


「……っ」


手に持ったその刃が、あたしに向けられた。


「……」


あたしはもう一度静かに頭を落とす。




なんだったんだろう……。


やっぱり、自分に都合の良い空耳だったのかな……。



「流川どうするか。わざわざ手を汚さなくても、その様子じゃ時間の問題だろ」


「ああ」


「そのうち息が絶えるな。もう虫の息だ」


「だろうな」



……何を恐ろしいことを言ってるのだと思う。



これが、本当に長年一緒に暮らしていた壱冴なの……?


純粋に、お姉ちゃんを想っていたテルさんなの……?



こんなひどいことをする人間だったの?