至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

やっぱり、人は、いつだって裏切る生き物。


あれだけ周りに信頼関係を疑わせないテルさんだって、そうだったんだから。


やっぱり、誰にかに何かを期待するなんて間違ってるんだ……。




「もう少し我慢しろ」


膝をつき脱力たあたしに、どこからかそんな声が聞こえた気がした。




……え?




それは背後から聞こえた気がしてゆっくり振り返ると、そこにはやっぱり目を瞑ったままの凌牙がいて。


凌牙がそんなことを口にした様には、到底思えない。




……空耳……?



そのまま目線を少し上げると、ナイフを手にしたままのテルさんが、ジッと前を見据えていて。