至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「嘘だよっ……」


あたしはそのまま崩れるように、床に膝をついた。


「るせえっ、黙れっ!!!!」


壱冴が、再び机を蹴り上げる。


だけどもう、そんなの怖くもなんともなかった。


テルさんの今の行動に勝る恐怖なんてない。



テルさんの19年間は、今、この瞬間の為にあったの?


憎しみは、本当に人を育てるの?


壱冴がずっと凌牙に憎しみを抱いていたように、テルさんも、凌牙の側で憎しみだけを抱えていたの……?



悲しくて、悔しくてたまらない。


テルさんはそんな人間じゃないと思っていたのに……。