至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「テル……さ……どうする……の……」


自分の声が出ているのかもわからなかった。


「やめっ……お願……」


あたしの声も虚しく、テルさんは、まだ瞳を開けない凌牙の首にそれを近づけた。


「やめてぇぇぇぇっ……!!!!」


涙を飛ばしながら、今度こそ、お腹の底から声を出した。



嘘だよ。


こんなの嘘に決まってる。



普通の人には理解しがたい関係の2人。


誰に理解される関係じゃなくても、間違いなく、本物の信頼があったからこそ成り立っていた関係なのに。


テルさんが凌牙にナイフを突きつけている現実が信じられなくて。


いや、信じたくなくて。


見たくなくて。