至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

そこには絶対的な信頼関係があると思っていたのに。



あれは……


全部嘘だったの?



「それがどれだけ流川の神経を逆なでしてたか分からないのか?側近なんて格下な役をつけられて」


壱冴が、足元に転がっていた空き缶を蹴り飛ばす。


テルさんの悔しさを自分に重ね、吐き出すように。


「どうせなら、同等の地位を与えてやれば、流川もここまでにはならなかっただろうに」


「テルさん、ウソですよね!?」


テルさんの口から聞かないと納得できない。


あたしは壱冴の言葉に耳を塞ぎ、表情の読み取れないテルさんの瞳を、真っ直ぐに見つめた。



テルさんが口を開くまでの時間が、ものすごく長い時間に感じられる。





「二宮の言う通りだ」