「うっ、あっ……」
苦痛ではない声をあげられることに、喜びを感じながら……。
凌牙の体温が、あたしの忌まわしい経験をすべて拭い去ってくれる。
凌牙の手が、肌が、唇が。
そのすべてが、あたしを包んでくれる。
……愛を……感じる……。
誰かからの愛。
そんなものが本当に存在するんだと、凌牙が教えてくれた。
「凌牙……ッ……」
まだ暑さの残るこの夜、あたしはこの行為のもつ意味を、初めて知った。
苦痛ではない声をあげられることに、喜びを感じながら……。
凌牙の体温が、あたしの忌まわしい経験をすべて拭い去ってくれる。
凌牙の手が、肌が、唇が。
そのすべてが、あたしを包んでくれる。
……愛を……感じる……。
誰かからの愛。
そんなものが本当に存在するんだと、凌牙が教えてくれた。
「凌牙……ッ……」
まだ暑さの残るこの夜、あたしはこの行為のもつ意味を、初めて知った。



