「全部話したぞ」
「……うん」
双葉園の不正だとか、黒い交友だとか。
知りたかったこと以上の話を聞いたせいで、そんなのもうどうでもいいくらいに霞んでた。
……だけど。
凌牙は全てさらけ出してくれたのに、あたしはまだ自分の話をしていない。
凌牙が会いたいと思ってくれていたあたしは、もう汚れてる……。
あの夜、あたしの醜態を凌牙は目にした。
「あたしも……話さなきゃいけないこと……ある……」
既成事実は知っていたって、自分の口から、きちんと。
「あたしは、もう凌牙が思っているような昔のあたしじゃないの。だってあたしは、もう汚れて……」
「言うな」
勇気を振り絞ったあたしの口元に、凌牙は人差し指を立てた。
「……うん」
双葉園の不正だとか、黒い交友だとか。
知りたかったこと以上の話を聞いたせいで、そんなのもうどうでもいいくらいに霞んでた。
……だけど。
凌牙は全てさらけ出してくれたのに、あたしはまだ自分の話をしていない。
凌牙が会いたいと思ってくれていたあたしは、もう汚れてる……。
あの夜、あたしの醜態を凌牙は目にした。
「あたしも……話さなきゃいけないこと……ある……」
既成事実は知っていたって、自分の口から、きちんと。
「あたしは、もう凌牙が思っているような昔のあたしじゃないの。だってあたしは、もう汚れて……」
「言うな」
勇気を振り絞ったあたしの口元に、凌牙は人差し指を立てた。



