至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「全部話したぞ」


「……うん」



双葉園の不正だとか、黒い交友だとか。


知りたかったこと以上の話を聞いたせいで、そんなのもうどうでもいいくらいに霞んでた。



……だけど。


凌牙は全てさらけ出してくれたのに、あたしはまだ自分の話をしていない。


凌牙が会いたいと思ってくれていたあたしは、もう汚れてる……。



あの夜、あたしの醜態を凌牙は目にした。


「あたしも……話さなきゃいけないこと……ある……」


既成事実は知っていたって、自分の口から、きちんと。



「あたしは、もう凌牙が思っているような昔のあたしじゃないの。だってあたしは、もう汚れて……」


「言うな」


勇気を振り絞ったあたしの口元に、凌牙は人差し指を立てた。