至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

胸の奥がきゅんとして。


真っ赤になっているだろう顔を、あげられなくなったあたしの肩に、凌牙が腕を回す。


「照れんなよ」


その手は案外強く、凌牙の体にすっぽりくるまれるように身を預ける形となる。



……そういう凌牙だって、照れてるくせに。


だけど。


顔に似合わず、そんなところにあたしの"女子"を感じてくれたことは素直に嬉しい。


もともと女子力なんてゼロなあたしに。




……やっと……。


やっとなのに。



過去を背負った暴走族の総長と、人を信じられらなかった淋しい女子高生じゃなくて。


ただの、男子高生と女子高生として。


境遇が特殊だとしても、普通の、ごく普通の恋愛をしていけると思っていたのに。