胸の奥がきゅんとして。
真っ赤になっているだろう顔を、あげられなくなったあたしの肩に、凌牙が腕を回す。
「照れんなよ」
その手は案外強く、凌牙の体にすっぽりくるまれるように身を預ける形となる。
……そういう凌牙だって、照れてるくせに。
だけど。
顔に似合わず、そんなところにあたしの"女子"を感じてくれたことは素直に嬉しい。
もともと女子力なんてゼロなあたしに。
……やっと……。
やっとなのに。
過去を背負った暴走族の総長と、人を信じられらなかった淋しい女子高生じゃなくて。
ただの、男子高生と女子高生として。
境遇が特殊だとしても、普通の、ごく普通の恋愛をしていけると思っていたのに。
真っ赤になっているだろう顔を、あげられなくなったあたしの肩に、凌牙が腕を回す。
「照れんなよ」
その手は案外強く、凌牙の体にすっぽりくるまれるように身を預ける形となる。
……そういう凌牙だって、照れてるくせに。
だけど。
顔に似合わず、そんなところにあたしの"女子"を感じてくれたことは素直に嬉しい。
もともと女子力なんてゼロなあたしに。
……やっと……。
やっとなのに。
過去を背負った暴走族の総長と、人を信じられらなかった淋しい女子高生じゃなくて。
ただの、男子高生と女子高生として。
境遇が特殊だとしても、普通の、ごく普通の恋愛をしていけると思っていたのに。



