至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

バイクの前後で会話なんかあるわけなくて。


ずっと瞳を閉じていたあたしが、バイクが止まったと感じたのは、振動がなくなったから。


信号での一時停止と違って、エンジンが切られてる。



……どうしたんだろう。




そっと瞳を開けると。


目の前に広がっていたのは、想像もしてない景色だった。




「うわぁ……」


体を離し、思わず感嘆の声をあげたのは。


ここは小高い丘のようで、眼下には青い海が広がっていたから。


雲一つない青空と太陽が、水面をキラキラと光らせ、一瞬であたしの心を持って行った。