今日も旬のバイクの後ろに乗せてもらい、大翔と共に家へ帰る。
結局、あたしが本部を後にするまで、和希は現れなかった。
ほんとに若菜とデートだったのかな。
もう7時だけど、和希は若菜をちゃんと双葉園まで送り届けたのかな……。
遅くまで連れ回すなんてことしてなきゃいいけど……。
つき合いには賛成だけど、相手は真面目な若菜。
そんなことも少し心配していると……。
「おい」
「……ッ!?」
背後から、まさに"その声"に呼ばれてビクッとした。
「んなに驚くことかよ」
肩が上がったのが思いっきり分かったみたい。
振り返ると、そこには怪訝そうな顔をする和希。



