至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「今日、琉聖の兄貴がアメリカに戻ったらしい」


グラスの中の氷を見つめながら、凌牙がそう口にした。


「え……、七海さんは……」


家族に荷造りまでさせられて、アメリカに連れていかれるって……。


「七海ならだいぶ安定してきた。もう家に帰しても大丈夫だろうって」


「……良かった」


それは日本に残っているということを表していて。


「今日あたり、琉聖は七海の面会に行ってんだろ」


「……そっか……」


心底安心した。



琉聖さんの側に居ることが、七海さんの安定につながる。


七海さんの親も、それをわかっていると願いたい。


会社のことより、娘の幸せを第一に考えてあげて欲しい……。