至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

すると。



「えっ……」


一番奥に居たはずの凌牙が目の前に立っていて。


「旬、どけ」


あたしの横に座っていた旬にそう促す。


「は?……わかったよ」


もう一度顎で退けと指示した凌牙に従って、旬が渋々席を立つ。



……なんで、隣に……?


まだ、加速する鼓動。



いつもは、本部で隣に座ることなんてないのに。


わざとなのかわからないけど、あたしと凌牙の間には距離があった。


なのに今日に限ってどうして……という思いで、心臓が焦りの信号を出す。