「優月には、和希が弟だっていう認識はあまりなかった。沢山の子供たちがいる中での生活は、弟だからとか妹だから…っていう特別な囲いはなくて。
なら、優月には始めから弟なんていなかったことにすればいいと思ったの。それで、写真も破いたの……」
「どうしてそんなことッ……。姉妹で秘密なんて……悲しいじゃんっ……!!」
あたしは知っていたかった。
弟がいたことを。
和希の存在を。
お姉ちゃんだけ、一人で苦しむなんて……。
「ごめんね、優月……」
お姉ちゃんはあたしの肩を抱いた。
なら、優月には始めから弟なんていなかったことにすればいいと思ったの。それで、写真も破いたの……」
「どうしてそんなことッ……。姉妹で秘密なんて……悲しいじゃんっ……!!」
あたしは知っていたかった。
弟がいたことを。
和希の存在を。
お姉ちゃんだけ、一人で苦しむなんて……。
「ごめんね、優月……」
お姉ちゃんはあたしの肩を抱いた。



