至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「な、なんでっ……」


「……優月、お願い。だから、優月が凌牙くんと付き合うことは、認められない」


「まさか、あたしの為にテルさんと別れたとか言わないよねっ……」


「優月、分かって……っ……」



分かるわけない。


テルさんが辛そうにしていた顔が、目に浮かぶ。


今でも、お姉ちゃんを忘れられなくて、苦しい想いを抱いてるテルさんが。



「そんなこと言われても……あたしには重いよっ……」


お姉ちゃんにとっては、あたしの”為”だとしても。


テルさんにとっては、あたしの”せい”になる。


興奮したせいか、手の甲の傷がジンジン痛み出した。