……あれがなければ、きっと一夜の出会いだけで終わっていたはず。
今となっては、その手帳に感謝さえ出来る。
「あの日、あたしを厄介者扱いしなかったのは、凌牙も双葉園にいたことがあったからなんだね……」
空気が変わった車内。
"厄介な女に関わった"
そう思われたからだと思ってたけど。
それは、凌牙も一時は双葉園の人間だったから……。
「それだけじゃねえ」
少し頬を緩めた凌牙は、あたしの瞳から逃れるようにまた前を向いた。
今となっては、その手帳に感謝さえ出来る。
「あの日、あたしを厄介者扱いしなかったのは、凌牙も双葉園にいたことがあったからなんだね……」
空気が変わった車内。
"厄介な女に関わった"
そう思われたからだと思ってたけど。
それは、凌牙も一時は双葉園の人間だったから……。
「それだけじゃねえ」
少し頬を緩めた凌牙は、あたしの瞳から逃れるようにまた前を向いた。



