至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

……あれがなければ、きっと一夜の出会いだけで終わっていたはず。


今となっては、その手帳に感謝さえ出来る。



「あの日、あたしを厄介者扱いしなかったのは、凌牙も双葉園にいたことがあったからなんだね……」



空気が変わった車内。


"厄介な女に関わった"


そう思われたからだと思ってたけど。



それは、凌牙も一時は双葉園の人間だったから……。



「それだけじゃねえ」


少し頬を緩めた凌牙は、あたしの瞳から逃れるようにまた前を向いた。