「どういうことなんだよっ!!!」
その日、一番最後に本部に現れた和希はひどく怒っていた。
怒っていたというより、焦っているようにあたしには見えた。
「なんだよ騒々しいな」
タバコの煙を吐き出しながら、烈さんがウザったそうに和希に目を向ける。
和希はスペースの一番奥に居るテルさんに真っ直ぐ歩み寄り。
「テルさん、一体なんのつもりなんだよっ!」
敬称はつけるものの、敬語は使わない和希がいうと、その怒りが2倍3倍にも聞こえて。
何事かとみんなが動きを止めて和希に見入る。
「性懲りもなく、若菜誘うってどういうつもりだよっ!」
ワカナ……?



