至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

頭の上でクシャクシャと動く手に、瞳を開けると。


今度こそ、ほんとにベッドから凌牙が立ち上がった。


「行ってらっしゃい」


玄関まで行こうと立ち上がったけど、凌牙に止められて、その場で見送る。




「……嘘ではねえな」


「え?」



部屋を出ていく寸前、そんな言葉を落とされた。


なんの話だろうと、ドアノブに手を掛けたまま動かない凌牙の背中を見つめていると。



「オマエに入れ込んでる……ってやつ」



――バタンッ。


直後、部屋の扉が凌牙の姿を消した。




「……っ」



きゅん、という胸の音が聞こえた気がした。


全身を、ものすごい勢いで血液が駆け巡る。


あたしはますます熱に浮かされた気がして、ベッドの上に体を倒した。