至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「中学を卒業するまでに、一通りのことを叩きこまれた。そして、高校に入ってやっと自由をもらったんだ」


……やっと自由。


さらりと言った本人が気づいているかは分からないけど、やっぱりそれまで自由はなかったと認めてる。



必要な物は、何不自由なく与えられて。


生活自体は満たされていたかもしれない。



それでも……。


たくさん、苦労もあったはず……。


そう考えると、胸が痛んだ。




「これが、双葉と柳迅会の関係だ」


そのパイプの大元が、自分だということに後ろめたさを感じているのか。


その言葉は、どことなく弱くて。


「話してくれて……ありが…とう……」


あたしは揺さぶられる想いで込み上げてくるものを、歯を食いしばってこらえた。