至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

次に目が覚めたときは、カーテンで仕切られた狭い空間にあるベッドの上に居た。


どうやらここは病院みたい。


鼻を付く消毒液の匂いがそうだと教えてくれる。


さっきまで真っ赤だったはずの左手は、キレイな包帯で巻かれていた。


そして反対の手に、温もりを感じて……。


「凌牙……」


ずっとこうしててくれたのかな。


ブラウンの双眼が、いつになく優しくあたしを見つめていた。


それだけで、胸の中がキュッと苦しくなる。


恋しくて、愛しい人……。



「気づいたか……」


心底ほっとしたように言う凌牙に、こみ上げてくる想いの蓋が外れて。