至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「……優月…ちゃん……?」


目の前には、放心したような七海さんの顔。


そのまま目線をゆっくり下げると、ジワリジワリと自分の手の甲に広がっていく、赤。


そこに真っ直ぐ突き刺さっているナイフ……。



ああっ……。


止めようともみ合っているうちに、あたしに刺さったことを知る。



「……うっ……」






「七海さんっ!?」


「ゆ、優月ちゃんっ……」


旬と大翔の焦ったような声が、どこか遠くで聞こえる。