至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「七海さん、落ち着いてっ!!」


言葉を選んでる暇もなく、取り乱す七海さんを抑えるので精いっぱい。


「そう……ピアノが弾けなくなれば……」


ふと勢いを止めた七海さんは、ヤケに冷静に呟いて。


一瞬気を緩めたあたしを押し退けると、自分のバッグを漁りはじめた。


「こんな指なんてなくなればいいの!!!」


「七海さんっ!?!?!?」


七海さんがバッグから取り出したもの。


それは、小さいけれど、確かに刃のついたナイフで。




……なんでこんなものを!?