至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

……こんなに怯えて……


どれだけ秀一さんを恐れてるの……?


「七海さんっ……大丈夫だからっ……」


その体に、そっと手をかけようとしたとき。


「絶対にいや……っ!」


七海さんはあたしの手を振り払った。


「……七海さん……」


まるであたしに対しても嫌悪を示しているようで、困惑する。


「いやっ……いやっ……!!」


普段優しい七海さんの瞳が、今は恐ろしいほどに力を持っていて。


七海さんとは思えないそんな姿に、あたしもどうしていいか分からなくなる。


「あたしなんて……居なくなっちゃえばいいっ……」


「何言って……」


「ピアノなんて弾けなくなれば、アメリカに行かなくて済むのにっ……」