至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「でも、変わりたくない……徐々にそう思い始めた」


「……どうして?」


「テルだ」


「テルさん…?」


不意に出されたテルさんの名前に驚く。


「そんなに昔から知り合いなの……?」


「テルの親父も組員だ」


「そう……だったの……」


テルさんは、和希の一番の理解者だとも言っていた。



今まで深く考えたことがなかったけど。


長い付き合いだというテルさんは、凌牙同様、小さいころから柳迅会に関わる人間だったんだ……。