至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

あたしがみんなのところへ戻ると、テルさんと凌牙は奥の個室に居るのか、姿は見えなかった。


「旬……」


「ん?何?」


「あたし帰らなきゃいけなくなって。悪いんだけど、送ってもらえる……?」


大した距離じゃないし、一人で帰りたいけど。


それは許されないから、誰かにお願いしなきゃいけない。


「え、なんで?」


「あ、あの……ほら、あたし凌牙と一緒で、カバンとか全部学校に置いてきちゃったの。それをね、友達が届けてくれるらしくて……」


咄嗟に嘘をついた。


「優月ちゃんも手ぶらで帰ってきたの?」


「……うん」


「へー、凌牙にかっさらわれたんだ」


大翔にニヤニヤしながら言われ、顔が熱くなる。