『……けてっ……』
「えっ……」
『……助けてっ……』
「……!?」
尋常じゃない内容と、泣き出しそうなその声に、一気に今の七海さんの状況が伝わってくる。
……昨日琉聖さんがあんなことになって、やっぱり次はその矛先が七海さんへ向かっているんだと。
「えっ、ちょっ……なにがあったんですかっ!?」
『……今、みんなの家の近くまで来てるの……』
秀一さんから逃げてきたってこと……?
「す、すぐ行きます!っていっても、今本部なんで、5分ちょっとかかると思うんですけど」
『……ありがとう』
あたしがそう言うと、電話の向こうは少しだけ安心したような声に変わった。
「えっ……」
『……助けてっ……』
「……!?」
尋常じゃない内容と、泣き出しそうなその声に、一気に今の七海さんの状況が伝わってくる。
……昨日琉聖さんがあんなことになって、やっぱり次はその矛先が七海さんへ向かっているんだと。
「えっ、ちょっ……なにがあったんですかっ!?」
『……今、みんなの家の近くまで来てるの……』
秀一さんから逃げてきたってこと……?
「す、すぐ行きます!っていっても、今本部なんで、5分ちょっとかかると思うんですけど」
『……ありがとう』
あたしがそう言うと、電話の向こうは少しだけ安心したような声に変わった。



