至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

……。


凌牙がそうなら、あたしがそれについてゴチャゴチャいうのも違う気がして。


意識を七海さんに戻す。


「……七海さん、どうなるんだろうね……」


「ここまで来たら、なるようにしかならねえだろ」


その通りだと思った。


「最悪、七海は卒業を待たずにアメリカかもな」


「えっ!?」


「双方の親は、2人の結婚にはマジだからな。2人の結婚を機に、両方の会社をグループ統合して事業拡大する構想が昔からあったらしい。

そこは……七海も避けて通れねえって分かってんだろう」


「そう……なんだ……」