「ああ、そうか。分かった」
お店を出ると凌牙の携帯が鳴り、七海さんは無事だという報告が入った。
どうやら精神的にキツイ状況である七海さんは、体調を崩して昨日から学校を休んでいたのだとか。
それはそれで心配だけど、秀一さんに何かされていなかったのが分かり、安心する。
「大翔があんなこと言うから、本気で心配だったの……」
「大げさなんだよ、アイツ」
凌牙も安心したように、タバコに火をつける。
……え。
白昼の大通り。
こんな堂々と制服姿でタバコをふかされて、あたしの方がヒヤヒヤする。
だけど当の本人は慣れているのか、全く気にせず青い空に向かって煙を吐き出す。



