至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

ほんとに……


……凌牙……?



頭が理解するより、心は正直で。


さっきまでの恐怖心が一気に解けていくようだった。



トクトクトクトク……


少し早い凌牙の鼓動が、あたしを心地よくさせる。


凌牙の鼓動が早いのは、きっと、ここまで急いできてくれたから……。



「行くぞ」


あたしの体を離した凌牙は、今度は手を掴んだ。


「えっ?」


思わず見上げたあたしに。


「帰るぞ」


「帰る?」


「…んなんで、授業なんで受けられねえだろ」


「……」


「オマエの心臓すげえ早え。動揺は隠せねえぞ」


凌牙が見透かしたように言う。