至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

カツカツカツ……と、どこからか足音が近づいて来る。



……先生に見つかった?



お嬢様学校で、サボりなんてありえないけど。


あたしはどうせ、学校が目の敵にしている雀谷高校の暴走族とつき合っている生徒……っていう認識だろうし。



なんか、もうどうでもいい。


そう思いながら、丸めた背中の中から顔をあげたあたしに映ったのは。




黒いシルエット。


陽の光を背中に浴びたその影は、正体を映し出すのに時間がかかって。






……え。




「来いよ」



手を差し伸べているのは、凌牙だった。