「癒されたんだよ」
……。
柔らかい口調で零れる言葉は、いつもは隠しているテルさんの心の奥底からの声に聞こえて。
もしかして、1時間の送迎の時間を楽しみにしていたのは。
他でもない、テルさんだった……とか……?
凌牙は忙しいテルさんを使うなって言ってたけど。
テルさん自身は、喜んで送迎を引き受けていたと聞こえなくもない……。
「少なくとも、俺の周りにはいないタイプだった」
「あのっ……」
「俺の家を知って、逃げ出してくれたらいいと思う反面…」
……反面……?
……。
柔らかい口調で零れる言葉は、いつもは隠しているテルさんの心の奥底からの声に聞こえて。
もしかして、1時間の送迎の時間を楽しみにしていたのは。
他でもない、テルさんだった……とか……?
凌牙は忙しいテルさんを使うなって言ってたけど。
テルさん自身は、喜んで送迎を引き受けていたと聞こえなくもない……。
「少なくとも、俺の周りにはいないタイプだった」
「あのっ……」
「俺の家を知って、逃げ出してくれたらいいと思う反面…」
……反面……?



