至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

「そういやコイツ、今日持久走大会で4キロ走ったとか言ってたぜ?」


「"脱ゆとり"とか言って、土曜授業やらされた挙句それが持久走大会って、ないわなーー」


「相当疲れたんだな」


笑いながらも、優しい目を向ける大翔と旬。


暴走の夜は朝まで騒ぎ倒しているらしい和希も、さすがに4キロ走ったあとの夜はつらいようで。


口を半分開き、安心しきったような和希の寝顔に、チクリと胸が痛んだ。


生い立ちがどうであれ、和希がここで安心して暮らせているのも、凌牙という絶大な"兄"という存在があるからで。


言わないでいいなら、血が繋がってないことは一生伏せておいて欲しい……。


……和希が本当の意味で落ち着ける、この環境を壊さないであげたいよ……。