至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

遠まわしない方は嫌だった。


濁されるのも嫌だった。


双葉園との関わりがあるのを前提に、ストレートに切り出したあたしをしばらく黙って見ていた凌牙は。


「話してやるよ。こっち来い」


あたしの手を引き、ベッドへ向かった。



「……」


それは、凌牙と双葉園の関連性をやっぱり否定できない言動。



分かっていても、やっぱりショックだった。



無言のまま凌牙に従い、ベッドに並んで座る。


真横に並ぶ凌牙の表情はわからない。



……何を言われるのか緊張しすぎて、張りつめた糸が切れてしまいそう。



そんなあたしの肩を、凌牙は優しく抱いた。




「5歳の時だった。

……俺が双葉へ入ったのは」