「ああ、様子見てくるか」


テルさんを先頭に下りようとすると、上の階からも残る3人が降りてきた。


大翔はなぜか金属バットなんてものを持っている。



やっぱりこの家の人たちはみんな家に居る。



……じゃあ……。



全員が階段を下り、玄関の前ズラリと並んだ。



「誰だろう……」


あまりの怖さに足が震える。


みんなが居ると分かっていても、怖いものは怖い。


「澤城達が襲来してきたんじゃないだろうな」


「えええっ!?」