冗談なんか言わなそうな凌牙が、そんなこと言うなんて。
……冗談だって、分かりにくいから。
変な汗が出てきてるっていうのに、凌牙はやっぱり真顔で続ける。
「俺は優しい男でもないし、女の為に優しくなれる男でもねえ」
「あの……」
「抱かれてえなら抱くし、嫌ならやめる。どっちがいいか」
「えと……」
これはもしかして冗談じゃないのかも。
本当に、凌牙はわかりにくい男だ。
そして、こんな重要な選択をあたしにさせる凌牙はズルい。
「本気…?」
……冗談だって、分かりにくいから。
変な汗が出てきてるっていうのに、凌牙はやっぱり真顔で続ける。
「俺は優しい男でもないし、女の為に優しくなれる男でもねえ」
「あの……」
「抱かれてえなら抱くし、嫌ならやめる。どっちがいいか」
「えと……」
これはもしかして冗談じゃないのかも。
本当に、凌牙はわかりにくい男だ。
そして、こんな重要な選択をあたしにさせる凌牙はズルい。
「本気…?」



