至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

だけど、あの和希のこと。


ぶっきらぼうでエラそうだったに違いない。


「口も悪いし態度も悪いけど、多分悪気はないと思うんだよね。そういう性格っていうか、女の人全般に対してそんな感じなのかもしれない。だから気にすることないからね?」


あたしにはもちろん、お姉ちゃんをババア呼ばわりまでしたんだから。


気にしてたら…と思い、気を遣って言ったのに。


「それって、誰のこと?」


若菜が不思議そうに眼を丸くする。


「誰って……だから、和希が若菜の学校に来たんでしょ?」


「うん、それは来たけど……」


「だから、和希が……」


「え?」