至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

そう付け足す凌牙は、ヤクザの会長になるという使命だけで連れて来られたと割り切り、自分の運命を受け入れてるからなのか。


だから、尚更そう思って、理解するしかなかったのか。


逆に、父親に何の期待もされてない上、自分のおまけのように連れて来られた和希には、母親の愛情くらい注いでやって当然…という想いがあるのか。



分からないけど……。


あたしの頭で理解するには、複雑すぎて……。



『和希をヤクザにはさせない』


苦しそうにそう放った凌牙の気持ちが、今分かった。


自分のせいで柳迅会に連れて来られた和希を、ヤクザの世界で一生終わらせないように……。


兄としてさせたくないと言う前に、正当な理由があったのだ。