至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

そして、心苦しいけど……。


「テルさんとデートするって言うなら、もうここへは来れないと思って」


凌牙に言われたことを、あたしなりの言葉で伝えると。


「どうして?優月ちゃんはどうしてあたしの恋を応援してくれないの?」


途端に、若菜は曇り顔になる。


「そうじゃないよ、若菜が心配なの」


「心配?なんで?あたしはテルさんが好きなんだよ。テルさんとだったら、どうなってもいいって思ってる…っ」



その目は真剣だ。


若菜は、真剣にテルさんに恋してる。


それは分かる。