至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

確かにこの1週間は、あたしから避けていたところはあると思う。


凌牙の過去を聞いたことで何か言われるんじゃないかと、ずっとビクビクして……。


だから、絶対にその話だと思っていたあたしは、かなり面食らった。


だけどその件について触れられていなかったもの事実で。


「……うん……ごめん」


烈さんに家で……と言われたとはいえ、凌牙の家なのに勝手に家に入れたりして、ちゃんとあたしの口から話すべきだった。


「だいたいの話は大翔から聞いた」


凌牙は、今日も正装していた。


本家へは、いつも黒いスーツを着て行く。


ジャケットを脱ぎ、するりとネクタイをほどきながらあたしを見ずに会話を進める凌牙を見ながら、ゴクリと唾をのんだ。