至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ

過去を知ったことを、いつ咎められるかビクビクしながら過ごした1週間。


それでも、なにも言われることはなかったんだけど。


平日じゃ何かと落ち着かないから、週末の今日、いよいよ追及される……?



「話がある。上に来い」


勝手にすべてを知ってしまったあたしに、拒否権なんかあるわけもなく。


「……ん……」


先に階段を昇った凌牙に続いて、大人しく後をついて行く。



若菜は結局凌牙に気づくことなく、大翔達とのトランプで盛り上がっていた。